2011年3月2日水曜日

テニス

 サーラにて、テニススクールを再開した。実に2年ぶりである。長男が生まれてから育休を取り、育休中に長女も生まれた。長男をプールに連れて行っているが、その横でテニスをやっている人たちをうらやましく思っていた。そんな中、妻が再開を許可してくれたのだ。仕事も少し楽になってきたので、思い立ったが吉日、すぐに申し込んできた。
 懐かしい人や新しい人もいた。自分の動きは思ったほどにぶってはおらず、これなら、伊達公子もカムバックするわけだと納得してしまった。
 一つ自分に変化があったことに驚く。それは人のプレーを素直に認めることができるようになったということだ。ゲーム中でも相手のプレーに素直に拍手を送れるようになった。これは大きな出来事である。今までの自分は、うまくいかないときには自分にキレ、人の素晴らしいプレーを認められず、「くそ」とか思いながら、俺のほうがうまい、なんて生意気なことを考えながらプレーしていたのだ。はっきり言って超嫌な奴である。しかし、ある仕事の失敗をきっかけに、自分を大きく変えようと思い、そのことを心掛けて最近生活してきたが、それがテニスにも自然と現れたのだ。まだまだ未熟だが、自分は変わりつつあることを実感した。
 今までの自分は思春期の男の子となんら変わらずにいたのだ。34歳を過ぎ、失敗して初めて少し大人っぽい考えができるようになったのだ。自分の人生はあと、35年ぐらいであろう。もう人生の折り返しだ。あと半分を幸せに暮らせるように、いや、子どもたちに幸せな人生を送らせてやるために、自分は今変わらなければいけないのである。

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